【調査】愛猫を見て「年をとったな」と感じたのはどんなとき? 猫の老化との向き合い方を獣医師に聞いた

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飼い主さんは普段から愛猫の様子を見ていて、「年をとったな」と感じた瞬間はありますか?
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【調査】愛猫のことを日頃から間近で見ていて、「年をとったな」と感じた瞬間はある?
ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さん188名を対象に「愛猫のことを日頃から間近で見ていて、『年をとったな』と感じた瞬間があるか」をアンケート調査しました。
すると、今回の調査では飼い主さんの55%が「愛猫の老化を感じる瞬間がある」と回答する結果に。続きを読む -
【体験談】愛猫の老化を感じた瞬間とは?
実際に、飼い主さんたちはどのような瞬間に愛猫の老化を感じたのでしょうか。具体的なエピソードを聞きました。
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遊び方がおとなしくなった、動作がおっとりしてきた
- 「もうすぐ8才になるコの遊び方がおとなしくなってきたとき」
- 「遊ぶときの勢いが、若いときより少なくなったように感じています」
- 「11才を過ぎたころから遊びに誘っても反応が鈍かったり、寝ている時間が長くなったり、前より甘えん坊になリました」
- 「現在13才ですが、最近動作がおっとりしてきたように感じる」
- 「動作が緩慢になる。ふらつきが目立つ」
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寝ていることが多くなった
- 「10才を過ぎてからとにかく寝ていることが多くなりました。夜中のひとり運動会も減りました」
- 「10才を迎えたころより寝る時間がとても長くなった。性格がさらに穏やかになってきた」
- 「寝てることが多くなった。夜鳴きがひどくなった」
- 「寝る時間が長くなったこと。高いところにあまり登らなくなった」
- 「あまり遊ばなくなり、寝てる時間が増えてきています」
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筋肉が落ちてきた、痩せてきた
- 「後ろ足の筋肉が落ち、背骨が手に当たる。高い所に飛び乗れない。毛並みの艶がなくなる。寝ている時間が多い、などの行動が出てきた」
- 「痩せてきた、顔の丸みがなくなった」
- 「13才です。毛並みがちょっとバサバサしてきたり、室内飼いなので階段などを登っていても、太腿が薄くなってきたなぁ、おしりが小さくなってきたなぁ、と思ったとき。でも世界一可愛いです」
- 「おしりのお肉が落ちたなぁと思ったとき。興奮すると走り回るけど、それ以外はゆったりしているようになったので」
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ジャンプを失敗するようになった、ジャンプが減った
- 「15才ごろから、今まで乗っていたところも時々ジャンプに失敗するようになった。近所の野良猫が来ても何の反応もしなくなった」
- 「ジャンプするのを渋るようになった。あまり遊ばなくなった。老化でできるイボができた。もっとゆっくり年を取ってほしいのになぁ」
- 「10才を過ぎてから、高さのあるところへのジャンプが減った」
- 「13才ごろからタンスの上にジャンプして登るのを失敗するようになった。行動もゆっくりになって、猫運動会をすることも減ってきたりで、年をとったな…と思った」
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毛艶が悪くなった、白髪が増えた
- 「耳の毛が禿げてきたり、若いころより毛艶がなかったり、寝てることが多くなったり、異常に高い場所には登らなくなったりとか」
- 「動きがスローになった。白髪が出てきた」
- 「毛並みがバサバサ。白髪がうっすら。何より痩せた」
- 「9才ごろ。猫じゃらしで遊んでいてジャンプの回数が減ったり、高さが低くなった。黒猫で白髪が目立つようになった」
- 「10才ごろから白髪が増えてきたことや、高い所へのジャンプの際にイッキに飛ばず中継地点を使うようになったこと」
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飼い主さんが愛猫の老化を感じた瞬間は、ほかにも
- 「甘えるようになった。顔立ちも年寄り猫になった」
- 「7才ごろになったとき、今まで触らせてもくれなかったのに、膝に乗って頭をなでさせてくれました。丸くなったのかなと思いました」
- 「10才を過ぎたころから吐くことが増えた気がする」
- 「7才を過ぎたころ。急いでるときでもテーブルに直接飛び乗らず、椅子に飛び乗ってからテーブルに乗るようになった。2才のころはキッチンカウンターから2メートル離れたテーブルへの大ジャンプを見せてくれたのに、今はおやつを見せても1回降りてからテーブルへ上がるようになった」
- 「まもなく18才になりますが、何回か感じていて、たしか10才ごろに動きが鈍くなったと感じました。去年、甲状腺機能亢進症になり、こちらも老齢の猫に多い病気と聞いて、このときも感じました。それ以外にもあったかもしれません」
【獣医師解説】猫の老化はいつごろから始まる?
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愛猫の老化を感じた瞬間について、飼い主さんからさまざまなエピソードが寄せられました。
実際に、猫の老化はいつごろから始まり、どのような変化が見られることが多いのでしょうか。ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。岡本先生:
「一般的に、飼い主さんが愛猫の老化を感じ始めるのは中高齢期に入る7才過ぎからが多いと思います。下記のような愛猫の行動を見て老化を感じることがあるでしょう。
・遊び方がおとなしくなる
・寝ている時間が増える
・筋肉が落ちる
・毛艶が悪くなる
・白髪が増える
愛猫の老化を感じ始めたとき、日常生活で配慮してあげたほうがよいこともあります。たとえば、下記のような工夫をしてあげるとよいでしょう。
・上り下りしやすいように段差を低くする
・床で滑ったりジャンプをした際など着地に失敗しないように、マットを敷くなど工夫する
・猫の生活動線を狭くしてあげる
愛猫がシニア期になり老化を目の当たりにしたとき、飼い主さんは戸惑ってしまうこともあるかもしれません。実際、猫も年をとると頑固になったり、赤ちゃん返りしたりなど性格が変化することも少なくありません。
飼い主さんはそんな愛猫の変化を楽しく見守ってあげて、一緒に生活するとよいかと思います」(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
ねこのきもちWEB MAGAZINE『愛猫の老化を感じた瞬間に関するアンケート』
※飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真は「ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年4月時点の情報です。
取材・文/柴田おまめ続きを読む - 記事一覧に戻る