【獣医師解説】「ダルダル」な姿勢で出待ちをする猫の心理

ここからは、メルちゃんの行動から読み取れる心理などについて、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に解説していただきます。
ーー飼い主さんのトイレについてきたメルちゃんは、手すりに寝そべった「ダルダル」な姿勢でトイレの出待ちをしていたそうです。この行動から、メルちゃんのどのような心理が読み取れますか?
岡本先生:
「常に飼い主さんと一緒にいたい、飼い主さんが扉の向こうで何をしているのか気になっている様子が伝わってきます」
ーー普段から「ダルダル」な姿勢で出待ちをするというメルちゃん。飼い主さんによると、この行動のきっかけは娘さんの部屋の前での出待ちとのことのですが、メルちゃんがこのような行動をするのは、どのような理由からだと考えられますか?
岡本先生:
「猫は高い場所に安心感を覚えるということのほかに、ちょうど娘さんの部屋が観察しやすい位置だったのだと思います。また、細めの手すりの上で安定して落ち着ける姿勢が、この『ダルダル』だったのではないかと思います」
「ダルダル」の姿勢で飼い主さんを出待ちする姿が、何とも愛らしいメルちゃん。こんなにかわいい姿で待っていてくれると思うと、ドアを開けるのも楽しくなりますよね。
写真提供・取材協力/@meru82467167さん/X(旧Twitter)
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/宮下早希
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年2月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。