ひんやり感が心地いい!「つるつる」質感

フローリングやタイル、革やプラスチックなど、つるつるとした質感を好む猫もいます。これらの素材の特徴は、何といってもひんやりとした感触です。とくに長毛種やダブルコートの猫の場合は、冬でもつるつるした場所で涼みたがることが。
また、猫が木などの硬い素材を好むのは、野生時代木の上で過ごしていたことが影響しているとも考えられています。硬い場所で休んでいると、飼い主さんとしては少し心配になるかもしれませんが、猫は柔軟性に優れているため、若くて健康であれば特段問題はありません。
砂っぽさがいいのかも?「ざらざら」質感

野生時代の猫は、半砂漠地帯に生息していました。そのため、段ボールやデニム、朝やコンクリートなどのザラザラとした質感は、砂や岩石の上でくつろいでいた名残で好みやすいのかもしれません。
また、ざらざら素材は爪が引っかかりやすく、猫の習性である爪とぎがしやすいのも、猫がざらざら素材を好むポイントのようです。
猫が好みやすい素材はあるものの、実際に何を好むかは個体差があります。日々の観察で愛猫の好みを把握し、過ごしやすい環境を整えてあげましょう。
お話を伺った先生/石原さくらさん(猫写真家 猫研究家 愛玩動物飼養管理士1級)
参考/「ねこのきもち」2025年2月号『猫を魅了する素材は“ふわふわ”だけじゃない!その理由は? 猫が好きな、3つの質感のこと』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。