室内飼いの猫が“野良猫”になったらどれぐらい生きられる？ 獣医師に聞いた

• もしも室内で暮らす猫が脱走してしまったら、外の世界で生きていくことはできるのでしょうか？　今回は、室内飼いの猫が“野良猫”として生活できるのか、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に詳しくお話を伺いました。

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• 室内飼いの猫は“野良猫”として生活できる？

  
  
  

  ――室内飼いの猫が脱走した場合、“野良猫”として生活することはできるのでしょうか。
  
  原先生：
  「室内飼いの猫が脱走した場合、“野良猫”として生活することは難しいと考えられます。室内飼いの猫は外での狩りや危険への対処能力が乏しく、食料確保や縄張り争いに適応できないことが多いためです」

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• 室内飼いの猫が“野良猫”になった場合何年くらい生きられる？

  
  
  

  ――では室内飼いの猫が“野良猫”になった場合、どのくらいの期間生きられると考えますか。
  
  原先生：
  「一概には言えないのですが、外の過酷な環境や病気、交通事故などがいつでも起こりうるので、“早ければ数日”というのも可能性としてはあると思います」

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• 万が一愛猫が脱走してしまったときはどうすればいい？

  
  
  

  ――愛猫が万が一脱走してしまったとき、飼い主さんはどのような対応を取ればよいのでしょうか。
  
  原先生：
  「愛猫が脱走した場合、まず近所を捜し、猫が隠れやすい場所（植え込みや車の下など）を重点的に調べましょう。猫はあまり遠くに行かないとされているので、家の近くを根気よく、時間帯を変えながら捜すのがおすすめです」

  愛猫のための脱走対策とは？

  
  
  

  ――最後に、効果的な猫の脱走対策について教えてください。
  
  原先生：
  「玄関や窓に高い柵やストッパーを設置し、網戸の補強を行うことが重要です。また、室内でも十分に遊べるようにしてあげるなども、間接的に効果があると思います」

  
  

  室内で暮らす猫が脱走した場合、外の世界で生き延びるのは難しいようです。愛猫の安全のためにも、日ごろから脱走対策は徹底したいですね。

  
  

  （監修：ねこのきもち獣医師相談室　獣医師・原駿太朗先生）
  取材・文／長谷部サチ
  ※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
  ※記事と写真に関連性がない場合もあります。
  ※記事の内容は2024年12月時点の情報です。

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