愛猫が今どんな気分かわかる！　5つのしぐさから読み取れる猫の気持ち

• 猫は表情や特定のパーツを動かすことで、そのときの気分や気持ちを表現しています。今回は、「目を閉じる」「口まわりをなめる」「鼻をなめる」「目をそらす」「顔をかしげる」の5つのしぐさからわかる猫の気持ちを、動物看護師の小野寺温先生に伺いました。

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• 目を閉じる

  
  
  

  人と目が合ったときや、名前を呼ばれたときなどにまばたきのようなしぐさをするのは、猫にとってのあいさつで、親愛を意味します。猫が目を閉じたときに人も同じように目を閉じてあげると、猫を安心させることができるでしょう。

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• 口まわりをなめる

  
  
  

  きれい好きな猫は、食事のあとに口まわりをなめて清潔さを保とうとします。そのため、このしぐさが見られるときは、食べたことに満足している状態といえます。お腹とともに、心まで満たされているのでしょう。

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• 鼻をなめる

  
  
  

  猫が食事以外のときにペロペロと舌なめずりしたり、鼻をペロッとなめたりするときは、不安や葛藤などを抱えている可能性があります。これは、緊張をほぐして自らを落ち着かせる、「転位行動」のひとつと考えられています。

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• 目をそらす

  
  
  

  野生の猫は、ほかの猫とほぼ目を合わせません。それは、じっと相手を見ることが敵意を表し、ケンカになってしまうためです。飼い猫の場合も、立場が弱いときや、逆らう気がないことを相手に示すときは目をそらします。

  顔をかしげる

  
  
  

  猫も不思議なことに直面したときや、何かを集中して考えているときに、顔をかしげるしぐさを見せることがあります。そのほか、顔をかしげると飼い主さんが喜ぶのを学習して、習慣的にしていることも考えられます。

  
  

  猫は何気ないしぐさで、そのときの気分や気持ちを表現しています。それぞれのしぐさの意味と正しい応え方を知って、愛猫との絆をより深めていきましょう！

  
  

  お話を伺った先生／小野寺温先生（帝京科学大学助教 動物看護師）
  参考／「ねこのきもち」2020年12月号『見るだけで「表情」を早読み！うちのコは今イイ気分？ワルイ気分？』
  文／宮下早希
  ※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
  ※記事と写真に関連性がない場合もあります。

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