子猫によくある「困った行動」5選|困りごと別の解決策を解説
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愛猫が何才であっても、困りごとを抱えている飼い主さんは多いようです。そこで今回は、0才代の子猫によくある困りごとを5つ取り上げ、その対処法などについて、獣医師の村田香織先生にお話を伺いました。
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人の手や足を噛む
遊びたい盛りの子猫にとって、室内で唯一遊び相手になりそうな“動く刺激”が飼い主さんです。猫が手足に近づいてきたときは、「動かずに止まる」「手足を隠す」「立ち去る」などの対応をして、噛ませないようにしましょう。そのうえで、おもちゃなどで猫と遊ぶ時間を十分につくり、遊びたい欲求を満たしてあげることが大切です。
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上がってはいけない場所にのる
猫に上がってほしくない場所には、猫が近づけないようドアを閉める、柵を設けるなどの物理的な管理が得策です。上がってはいけない場所に猫がのった瞬間に叱ると行動がやむケースもありますが、そのせいで飼い主さんを恐れるようになる場合もあるため、おすすめできません。
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食べてはいけないものを食べようとする
日常的に刺激が不足していると、猫は目新しいものやちょっとした物音・動きに反応し、それが異物の誤食につながる場合もあります。予防するには、食べると危険なものは猫の届かない場所へ移動させましょう。それと同時に、猫と遊ぶ時間を増やすほか、さまざまな食感や味が楽しめるフードやおやつを与えるなど、刺激を増やす工夫も大切です。
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お手入れを嫌がる
ブラッシングなどのお手入れは、猫が人と暮らすようになって初めて行われることなので、嫌がって当たり前です。子猫のうちから体中を触られることに慣れさせるようにしましょう。
まずは手や歯ブラシなどで触っても大丈夫な部位を徐々に増やし、最終的に全身どこでも触れることを目指します。猫が触られるのに慣れたらお手入れをする段階に進みますが、例えば爪切りなら1日1本から始めるなど、これも徐々に行うのがコツ。慣れないうちはプロの手を借りるのも一案です。続きを読む -
キャリーケースに入るのを嫌がる
通院や災害時などに備えてキャリーに慣れておくことはとても大切ですが、入るのを嫌がる子猫は少なくないようです。
そこで、猫がふだん過ごす部屋にキャリーを置き、毎日この中に猫の好物を入れて猫が喜んで入るように仕向けましょう。猫がキャリーに入ったら好物を追加し、“キャリー=いいことが起こる場所”と思わせます。こうした練習を繰り返し、最終的に猫がキャリーの中で安心して眠れるようになったら大成功です。遊びたい気持ちが困りごとを引き起こすケースの多い子猫の場合、まずはその気持ちを叶える環境を整えていくことが大切です。ぜひみなさんも、実践してみてくださいね。
お話を伺った先生/村田香織先生(もみの木動物病院副院長 獣医師 イン・クローバー代表取締役)
参考/「ねこのきもち」2024年10月号『各年代で多いのは?子猫 成猫 シニア猫 猫の困りごと相談室』
文/寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。続きを読む - 記事一覧に戻る