【調査】子猫の頃と比較して性格は変わった? 「甘えん坊になった」「怖がりになった」 理由も獣医師が解説!
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子猫の頃と比較して、「愛猫は性格が変わった」と感じますか?
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【調査】愛猫は子猫の頃と比べて「性格が変わった」と思う?
ねこのきもちWEB MAGAZINEが成猫、シニア猫の飼い主さん258名に「愛猫は子猫の頃と比べて『性格が変わった』と感じるか」をアンケートしたところ、今回の調査では飼い主さんのおよそ4割が「性格が変わった」と回答する結果に。
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【体験談】愛猫は年を重ねて、どんなふうに性格が変わったの?
飼い主さんたちは、愛猫のどのような性格の変化を感じているのでしょうか。寄せられた体験談の一部を紹介します。
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甘えん坊になった
- 「子猫のときはお腹の上や膝の上に乗ることはなかったが、今は膝の上やお腹の上に乗りふみふみすることが多くなり、甘えん坊になった」
- 「以前はちょっとツンデレで、あまり甘えてこず、すぐハードなパンチが飛んでくるコでしたが、10才になった頃から急に甘えん坊になって、膝に乗ったら降りないし、私が体のどこを触っても平気。パンチも爪を出さず、甘噛みもマイルドになりました。びっくりです」
- 「若かりし頃はツンデレで、ツンのときは呼んでも来なければ、触ろうとすると身を低くして触らせないようなコでした。15才を超えたあたりから膝によく乗るようになり、甘えん坊になりました」
- 「子猫のときは自分から甘えにくることがなかった。成猫になってから甘えにくるようになり、留守番の後は寂しかったのか拗ねるようになった」
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穏やかになった、落ち着いた
- 「何事も穏やかになった」
- 「甘えん坊なのは昔も今も変わりませんが、子猫の頃は勝気で生意気な印象が強かったコが、4才くらいから賢く落ち着いたおとなの猫になりました」
- 「キジトラの男のコですが、子猫時代はイタズラっ子、やんちゃで多少乱暴なところがあったのですが、2才くらいからおっとりした性格になり、爪切りもされるがまま状態です。甘えん坊具合も控えめになって少し寂しいです」
- 「ペットショップ出身で、単独で飼っていたときは気に入らなければすぐに噛みつくコでしたが、保護猫を迎えたら社会性が身について、落ち着きのあるコになりました」
- 「人見知りをしなくなって、おっとりとした。子猫のときはイタズラが激しく、知らない人に威嚇した」
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活発ではなくなった
- 「子猫の頃は活発でしょっちゅう動き回ってましたが、今は寝る時間が増えました」
- 「子猫のときはヤンチャでずっと駆け回ったりしてたけど、今6才になってまったりしてるほうが多い」
- 「走り回っていたり、遊びが大好きだったのが、最近ではあまり動かなくなりおっとりとした性格になった気がする」
- 「子猫の頃はやんちゃで落ち着きがなく、ケージをよじ登ったり暴れてましたが、成長したらケージも登らなくなり、おっとりした性格になり、寝ることが多くなりました」
- 「子猫時代には同居猫とじゃれて遊んだり、部屋全体を走り回ったり、ごはんを横取りなど活発に動いていました。シニアになって同居猫が亡くなリ、寂しいのか膝の上でマッタリしたり、ごはん以外はずっと寝ていたり、動くことがほとんどなくなりました」
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怖がりになった
- 「子猫の頃はやんちゃで好奇心旺盛でしたが、成猫になってからは怖がりになってしまいました。お昼寝も膝で寝るのが好きでお昼寝は私の膝の上でしていましたが、いつの間にか膝に乗らなくなり、抱っこも嫌がるようになりました」
- 「子猫のときは怖いもの知らずで、家族以外の人も抱っこができたのですが、今は少し怖がり、抱っこも好きじゃないみたいです」
- 「子猫のときのほうが甘えることも多く、お布団に来たり、抱っこもOKでした。今は2才になりますが、THE猫!という感じです。ブラッシング、爪切り大嫌い。性格の変化なのか? これが猫本来なのかもしれませんが」
- 「子猫の頃は自分から来客に寄っていくことが多かったですが、今は人が来ると押し入れに逃げ込んでしまうようになりました。しばらくすると様子を見に出てきます」
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ほかにも、飼い主さんからこんな声が
- 「もともと夫婦のどちらにも懐いていたけど、シニアになってから旦那さんにべったりになった」
- 「子猫の頃は何にでも興味を示して動き回っていたけど、成猫になるとどっしり構え、何かを悟ったような態度でいるようになった」
- 「子猫のときはどちらかというとツンデレでしたが、年を取るほどによく鳴き(話しかけてくる)、家族の姿を探すようになりました。いることがわかりさえすればいいようで、ベタベタするわけではないのですが、ひとりぼっちが不安なようです」
- 「天真爛漫な性格で何でも興味津々だったのが、今は遊びに誘っても知らん顔している」
- 「子猫のときはおとなしかったけれど、シニアになったら怒りん坊さんになった」
- 「子猫のときは布団で一緒に寝ていたのに、だんだん来なくなったし、いつも一定の距離をとるようになった。食いしん坊だったのに、少食になった」
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【獣医師解説】猫は成長とともに性格が変わることがある?
アンケートの結果、「子猫の頃と比べて成猫期、シニア期で性格が変わった」と感じる飼い主さんがいました。実際、成長とともに猫の性格が変わることはあるのでしょうか。
ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。岡本先生:
「猫は成長とともに性格が変わることがあります。アンケートの回答にもありましたが、たとえば以下のような変化が見られることがあるでしょう。・怖いもの知らずだった子猫が、おとなになるにつれて警戒心を身につける
・やんちゃで落ち着きのなかった子猫や成猫が、シニアになるにつれて寝ている時間が増えて穏やかになる
・シニアになってゆっくりする時間が増えてから、甘えん坊になる実際に猫の性格の変化を感じている飼い主さんは、なぜだろうと不思議に思うこともあるでしょう。
猫のこうした性格の変化はライフステージによる行動の変化や心境の変化として、そのまま受け止めてあげるとよいかと思います」続きを読む -
病気が原因で性格の変化が生じることも
岡本先生:
「上記のようなライフステージによる変化のほかに、実は病気などが原因となって性格が変わったように感じることも。
たとえば、シニア猫で多い疾患に甲状腺機能亢進症があります。この病気の症状として、下記のような性格の変化が見られることがあります。・活発に過剰に鳴くようになる
・攻撃的になるもしシニアの愛猫にこうした症状が見られる場合には、動物病院で診てもらうことをおすすめします」
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
ねこのきもちWEB MAGAZINE『<成猫、シニア猫の飼い主さん対象>猫の性格の変化に関するアンケート』
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2024年10月時点の情報です。
取材・文/柴田おまめ続きを読む - 記事一覧に戻る